奇抜で個性的な歌詞とサウンドでDIESELのコンペティションでもグランプリに選ばれるなど、目覚ましい活躍が印象的なgroup_inou。元々はバ
ンド・サウンド出身の二人は、どのように現在のプログラム・スタイルに目覚めたのか?奇々怪々にしてロック、唯一無二のinouワールドについて語っても
らった。
自己紹介をお願いします!
I : group_inouのトラック担当の今井です。
S : と、MC担当の佐藤です。
結成のいきさつは?
I : もともと違うバンド同士で二人ともやっていて。で、お互い仲良くて、お互いのやってる事とか興味を持ってたんですけど、ある時、佐藤君の主催しているイベントで、出演バンドの間に余興が出来ないか、って話になって。僕はその時すでに自分のバンドを解散していて。一人でやろうと思って打ち込みを初めていたんですけど、でもずっとバンド畑だったんでテクノ方面の知り合いがいる訳でもないし、活動する場もなく(笑)佐藤君とそういう話になったんで、あ、じゃあ面白いからやってみようか、って。それがきっかけですね。
それ以前はどういうスタイルで活動を?
I : 佐藤君は今もユーリ・ガガーンって別ユニットでやっているけど、今も続いていて、CDも2枚リリースしてるんです。
S : それが2000年過ぎたあたりからやっていて、3ピースのバンドで。ギター2本とドラムが白人で、ベースレス・バンドです。で、ドラムがアメリカに帰ったので、今は一人なんですけど(笑)そのイベントでinouが誕生すると。ラップやってみて、「ア、できそうだ」と。それ迄は普通にギターボーカルで歌っていて。
I : や、普通ではないですけどね(笑)
じゃあ特にラップでなにかに影響を受けたとかはないんですね
S : そう、我流ですね。今井君のほうがそういうの知っていて。
I : でも、全然ひっかかんなかったんですよ。佐藤君にクラブ系のCDとか渡したりしても、そんなに反応はなくて。唯一反応があったのは、NIPPS。あれの歌詞が面白いって言ってて、それが最初で最後っていう(笑)でも僕もたくさん聴いて来た訳じゃないですけどね。クラブミュージックも、「一人でやる」ってなった時に買った機材の音色から触発されて、そっちのほうを聴くようになったんですよね。もともとは佐藤君と一緒で。
S : USインディーとか、そういうのですね。
I : 聴いていたのは、ピクシーズとか、アーチャーズ・オブ・ローフとか、あとスーパーチャンクとか。90年代の初期、中期くらいのメロディアスな物を聴いていましたね。あと、その当時、slintが大好きで、毎日聴いてました(笑)ジーザス&メリーチェインとかマイブラッディー・ヴァレンタインとかもリバイバルのリバイバルくらいで聴いてました。
再放送の再放送世代、というか(笑)
そうそう。好きになったらもうVoが死んでたとか(笑)
もともとの楽器は?
S : ギターです。
I : でもドラムもやったりとか・・・くるくる持ち替えたりとかして。シンセになったりとか。メンバー全員が全ての楽器やったりとか。
S : あ、そうです。曲の最中に楽器持ち替えたりしてた(笑)
I : 僕もバンドでドラムやってみたり、ギターやったり、いろいろ試行錯誤して、楽器を持ち換えるってことより、他のひととやるのが難しいな、ってことに気付いて・・・(笑)
一同爆笑
S : 楽器の問題じゃなかった(笑)
I : 一人が楽ってよりは、音楽とかってすごく個人的なものをやるじゃないですか?それを人と共有しながら作っていけないんですよ・・例えばギターとか弾いてもらっても十中八九、気に入らないんですよね。で、教えて、やらせるじゃないですか?でもやらせてもなんか虚しいし・・そういうエゴだけで、音楽をやっているんで。そういうタイプの音楽をやっているんで、みんなで一緒に楽しくやろう!って言うよりは、ただ自分のストレス発散、というか。それだったら、一人でやれば、言い訳もできないし、自分で作って自分の好きな人に渡したりして、反応無かったらもう音楽なんか辞めても良いと思ってたんですよ。自分が得意な事をやりたいんで、音楽じゃなくてもいいんですよね(笑)良いのが作れなくなったら他のことをしても良いと思っているし。喜ばれなければやってても意味ないな、って。で、自分の好きな人に聴いてもらって反応があったんで、やってみるか、って言う感じで。
なるほど。
I : よく、身内の中から飛び出して、自分たちの色と違うところで演奏して、曽於方が楽しい、とかって話あるじゃないですか?人のところでアウェイでやる方が楽しいって。でも俺らどこでやってもアウェイになっちゃうんだよ、必ず(笑)。だから、こういうのを今は好きじゃない人のところで「あ、これの方が良い」と思わせることが出来た時は、すごく手応えがありますね。

DIESELのDIESEL-U-MUSIC AWARDS2006〉にてJAPAN WINNERに選出されたそうですが、そのいきさつは?
S : なんか、それで最終まで残って優勝、っていう。それもまた手応えの一つですね。
I : 審査とかもあったけど。REMIXIとかSMARTとか、音楽雑誌とかファッション誌の人とかレコード会社の人とかがいて。でも僕ら普段ステージではお客さんにこう、カラんだりするグループなんで・・(笑)
S : バンドのころと今とで、ライブのスタイルが変わったとかはないですね。もう、テンション高くして、っていうか。爆発、ってとこでは。
I : ただ、音色がバンドサウンドから打ち込みに変わっただけで。
爆発する部分は同じ、っていう。
I : そうですね。そこだけですね、一番重きを置いているのは(笑)
今後の活動の目標は?
I : ライブでってことだと、さらに大きなところでやりたいですね。たまに大きなところになると、自ずとお客さんの層とかも変わってくるじゃないですか?そういう人たちからの反応も欲しくて。UNITとかは何度かやってるんですけど、さらに。
S : もっとデカいところでもやってみたいね。
AXとか(笑)
I : いいですね〜
S : ギャグですね(笑)軽く・・
大きなハコとどちらが好きですか?
S : 実はけっこう変わんないな、っていうのもありますね。意外に。離れていそうで、結構近くて。
歌詞がとても変わってますね。印象的だったのは「ヘラクレス」と「ケルベロス」とか出て来て。それ、どっちも違うお話じゃない!?っていう(笑)
S : もう、響きだけですね(笑)神話、神話、で!イメージで。映画とかあんまり見ないんで。
I : 意外と、歌詞書くのに本とかも読まないよね(笑)だから他の人より普通の言葉が出て来たりとか・・・音楽のための言葉とかって多いじゃないですか?ラップだったら「ラップをラップしてる」みたいな。そういう風に聞こえちゃうんだけど、佐藤君はふつうの毎日の事なんですよね。良い意味で責任感がないっつうか。
S : ラッパーじゃないんですよね。なんか、気負いも無いし、語ろうっていうのもない。
I : 佐藤君は誰よりも強いメッセージが在ると思うんですよ。ただ、それは簡単に言える事よりも、もっと曖昧なこと何だと思うんですよね。
ファジー(死語)なかんじで(笑)
S : なつかしい・・(笑)
I : ファジー世代(笑)
では、読者にメーッセージをお願いします。
I : いつも言ってるんですけど、group_inouのライブを観たり、CDを聴いてくれる機会があったら、皆それぞれの感じ方で聴いてほしいと思ってますね。皆を統一したい訳じゃないんで。一個の事に統一させて、っていうのにつまんないな、って感じてinouを始めたって言うのもあるんで。自分たちの好きだったバンドでも、勝手に僕らが想像している部分も在ると思うんですよ。もういないバンドとか、ライブ観れない訳だし。でも、音源とかでも、何かが在るから想像できると思うんですよね。そういう想像力を使って、各々が勝手に楽しんでくれたらいいな、と思っています。
group_inou WEB SITE
http://g-a-l.jp/group_inou/










