20歳くらいから独学で絵画を勉強されているんですが、そのきっかけは?
関西外大の短大だったんですよ。当時、就職氷河期だったんですよね。で、絵を描くのがずっと好きだったんで、真面目に絵を描いてみようかなって思ったんですよ。絵を描く事を意識しようというか。
本格的に作品とかじゃなく?
友達と遊ぶより家で絵を描いている方が楽しかったんですよね。小学校の時とかだったらRPGのキャラクターを考えて描いたりね。
やったやった(笑)ファミコン初期の世代やもんね。
盾とかに模様を描いたりね。キャラクターとか説明書とかにデザインとか描いてるじゃないですか。
ルーツはファミコンとかパソコンですね(笑)
パソコンも家にあったんで、そっちからですね。「ザナ ドゥ」とかね。取説とかで物語を想像したりね。
そしたら、短大を卒業してから本格的に制作をはじめたんですか?
そうですね。でも作品をつくろうとかって感じじゃなかったんですよ。全然絵画の世界とかも知らなかったんで、はじめは週刊何とかとかあるじゃないですか?そんなのを買ってきて、スキルとかを見て、印象派の作品を模写したりしてたんですよ。そこからですよね。
個展が2004年だから、4年くらい時間をかけてたんだ?digmeoutもその頃?
それは2005年ですね。個展するまで4年間は技術ばっかり練習してましたね。
個展をするまで何をやってたんですか?
ずっと、描く練習ばっかりしてましたね。
大学も4年間じゃないですか、その期間を独学で?
そういう、教えてもらうっていう流れとかも何も知らなかったんで、とりあえず技能を身につけるしかないって思ってたんで、油絵でも、ペンでも完全にリアルに描けるまで描いてましたね。何か目標を立てていたんですよ。リアルに描けるようになれれば何かが見えるかもみたいなね。でも、それができたからどうってことなかったんですけどね(笑)どうしようみたいな。でも、そこから変わりましたね、意識が。今になったら大学に行きたいなと思いますけどね。
今の感覚で大学に行きたいなって僕も思いますね(笑)何でもできるやんみたいな。
そうそう。でも当時は大学に行ってるやつに負けるか!!みたいなのはありましたね。

池田さんの作品からは、どことなく「昭和」のニオイを感じるのですが、何か意図しているものはありますか?
特には無いんですけどね。風景画の場合、全部実際にある場所なんですよ。自分の描きたい好きな場所を選んでいくと、たまたまそういう風景が集まっているんですよ。
工事現場の作品とかかなり好きなんですよ。
あれはちょっと意識しましたね(笑)今の人たちがあまり描かない場所を描きたいって思ってて。作品全体ですが、僕は独学で技術ばかりやっていたから、人と同じような事ばっかりやっていたらあかんなって。絶対自分しかやっていないことを、技術でどういう事ができるかみたいなのをやっていきたいんですよね。
「ゲントウキ」のジャケットを制作していますね。
前のやつですね。通天閣のやつですよね。digmeoutからの仕事ですね。それまでニュートロンでのTシャツデザインとかはやった事あったんですが、本格的にやった仕事はdigmeoutに入ってからですね。
自分の作品とかをプロデュースとかディレクションされるのはどうですか?
地道にやっていて知られるのは難しいじゃないですか。だからすごい大きいですね。京阪電車とかでも普通にやっていて出来ないですからね。
これまでの仕事で面白かったものは?
どの仕事も坦々とやっていますね。初めの頃の方がスムースに出来たかもしれませんね。最近の方がダメ出し多いですね(笑)最近それで自信が無くなってきてるんですよ(笑)でも仕事としての意識が高くなりましたね。
今後やってみたい仕事は?
あまりこれっていうのは無いですね。こういう仕事をしたいっていうより、僕の絵をそのまま使ってもらいたいですね。僕のオリジナルの作品がそのままポスターとして使われるみたいな。そういうカタチで仕事が出来るようになりたいですね。
話しは変わって、今一番気になるアーティストはいますか?
「どんと」ですね。もう死んでいるんですが、神様みたいな感じの人で。僕が持っていないものを全て持っている憧れの人ですね。映画監督だったら山田洋次監督ですね。
最後にアートヤードの読者に一言お願いします。
どうしようかな?じゃなくて真剣にやることですかね。絶対そうするんだみたいなモノがあれば良いかな。あと、みんな政治に興味を持って選挙に行きましょう!!(笑)
池田孝友 イケダコウスケ
1979年生まれ、京都府宇治市在住。日常の何気ない物事を、 ゲルインクボールペンを使ってスタイリッシュに描く アーティスト。 99年から独学で絵をはじめる。 2004年、京都ニュートロンで個展。 シンプルな線で、街角や人物が活き活きと表現されている。 控えめなトーンで細かく塗り分けられた風景に、 新しいセンスを感じさせる。
オフィシャルサイト
http://www15.ocn.ne.jp/~worksbox/











