サマーソニック09への出演、
映画『グーグーだって猫である』のサントラへのコーラス参加や、坂井真紀主演の映画『ノン子36歳(家事手伝い)』の主題歌、そしてワールド・スタンダードのメンバーとしても活躍するPopoyansが、縁あってArt Yard informerにひょっこり登場です。独特の空気感を持つcheruとnonchanのPopoyansワールドがどのようにして作られているのか?そのキュートさのヒミツが少しわかるかも!?
cheru:わたしはずいぶん昔からうたを歌っていました。ギターを始めたのが中学2年生くらいかなと思います。大学の編入をきっかけに上京してきて、その学校でのんちゃんと出会いました。はじめは正反対のように感じるタイプの人間だったので、互いに仲良くなろうともしていなかったのですが、ゼミの怖ーい教授に「お前ら組んだらどうか」と言われて、制作で映画を撮ったことがきっかけになり作るパートナーになっていきました。
nonchan:大学でちぇると一緒に映画を製作する間に、創作が自分の想像を越えていった感覚を初めて得て、製作終了後もまだ一緒に創りたいと思ったのがきっかけです。その時は、わたしは映画をつくり ちぇるは音楽をつくり というユニットを組もうと思ったのですが、わたしも一緒にうたいたいなーと思っていたら曲が出来たので、勇気を出してアカペラでちぇるに聴いてもらいました。初めて一緒にうたった時は自分たちの声に鳥肌ものでした。すごく未知なものを感じれたので。
●なるほど。ところでPopoyansを結成した当初から、今のスタイルの音楽だったのでしょうか?『おとしもの』のウィスパー・ヴォイスとアウトロの「はい」「はいはい」という相づちなど、言葉のちりばめられ方が凄く素敵で印象的ですね。
cheru:うたの中に出てくる相づちや合いの手は、集中していくと出てきます。隣にパートナーのいる特権でもあるように思います。ヘイ?といったらホーと返すキャッチボールみたいです。お話するように うたいたいです。
●実はWORLD STANDERDにビブラフォンで参加している田中佑司くんからPopoyansの事を教えていただいたのですが、お二人もメンバーとしてコーラス&トーンチャイムで参加されていますよね?以前から交流を?
cheru:もともと、私たちのファーストアルバムのプロデュースを惣一朗さんにお願いしたことがきっかけで繋がりました。ワルスタのレコーディングでは始めての試みばかりで、大変勉強させていただきました。あの世界の住人のように、共に参加出来たことうれしく思っています。「花音」というアルバム、ぜひ皆さんの日常の中で流れてくれたら嬉しいです。
●では、Popoyansの作詞や作曲の方法について教えていただけますか?歌詞は書き溜めたりするのでしょうか?
cheru:歌詞とメロディがはじめに浮かんで、そこからにらめっこして考えていくことが多いです。二人それぞれに作ったり、どちらかのモチーフに寄り添ったり今は色んな作り方をしています歌詞やメモはなんでもノートに書き留めています。
●例えば『太陽のラ』など、生活の中にとけ込むような素朴な要素が音楽の中から感じられますが、多くは実体験から曲を書いたりするのでしょうか?
nonchan:実体験の後に湧いてくる願いだったり、夢だったりがうたになっていくんだと思います。
●では話題を変えて、Popoyansのお二人にとって、今までにライブなどで印象に残っている楽しかったエピソードなどがありましたらお聞かせください。
nonchan:初めての野外ライヴの日、リハ直前まで晴れていたのに急に真っ黒い雲に覆われて暴風暴雨でアラレまで降り、結局室内でうたったのですが、あまりのことに頭がちかちかして、逆に集中したライヴになったことを覚えています。印象深い一日でした。
cheru:昨年末から、ツアーで全国へ呼んでいただける機会があり、ライブの回数がぐっと増えました。会場や主催の方が喜びや笑顔でその場を作ってくれている姿が、ありがたく心に焼き付いています。
●ツアーの醍醐味の一つですね。ところで、お二人のお気に入りの楽器や愛用している機材などがありましたら教えていただけますか?
cheru:クラシックギターはスペイン生まれAmalio Arcaの2004年に作られたものを使っています。二人とも持っているグロッケンはアウリス社製で、すごくいい音がします。アウリス社の楽器は使ってみたいものばかりです。
●では、お二人が音楽的に影響を受けたアーティストなどを教えてくれますか?
cheru:島根県に住む浜田真理子さんという唄うたいの方がわたしは大好きです。彼女の声にのる憂いも感情も、とても静かで綺麗で、凛として聴こえてきます。月日やうたを重ねていつか あんな風に唄と向き合えたら なんて思っています。VashtiBunyanやHeron、Joni Mitchell、Yael Naïm等のみなさんが大好きです。
●なるほど。音楽以外からインスピレーションを得るものなどで、特に今注目しているものはありますか?カルチャー的なことでもかまいません。
nonchan:映画がすきなのですが、今はサイレント時代の映画の喜劇や悲劇の描かれ方に魅かれています。シンプルで力強い、あるいみ過剰な表現方法が新鮮です。
●これからの活動予定で楽しみにしていることなどありましたら教えてくれますか?映像とのコラボレーションなどの予定はありますか?
cheru:7月は東京の永福町という街にある、ソノリウムというホールで共演にkazumasa hashimoto /石川陽 + ハンチョー from GROUP/tico moonさんとご一緒します。会場も共演の皆さんも今からすごく楽しみです。素晴らしい方たちと一緒に、あの空間で何ができるのか 今くんくんと思案しています
nonchan:音楽と映像がくるりとなるような製作が、今後ポポで出来たらと考えています。PoPoyans×●● というような、わたしたちが気になる作家さんと組んで創って行くような企画を今後やっていきたいとおもっています。
●では最後にもの作りをしている方が多いであろうArt Yardの読者に向けてメッセージをお願いします。
nonchan:予想外の場所に運命の出会いがあったりします。ぐっと自分を開き見せられたとき、ものつくりの転機が訪れたりします。第一印象にとらわれず、いろんな人と作品を出会わせてみてください
cheru:どこかのおりに私たちのうたがみなさんと出会えましたら 幸いに思います。のしのしピースピース。










