ゆるぎない言葉と温かさで音を奏でる歌うたい、広沢タダシ。梅田AKASOでのワンマン・ライブを終えたばかりのその翌日、新作リリースと7月に迎えるデビュー10周年を記念して大阪・なんばのartyard studioの真っ白い空間にて、コーヒーの香りと和やかな雰囲気の中インタビューが行われました。
Art Yard informer ×広沢タダシ、このレアなインタビューはオンライン限定です!続きは下からどうぞ!
●ワンマンライブ(4/8@umeda AKASO)を終えたばかりですよね。お疲れ様でした。いかがでしたか?
広:めっちゃ良かったですね。このメンバーでやるのは2回目なんですけど。前回が1月で、今回のライブとの間に(同じメンバーで)レコーディングもあったので。けっこうみっちりスタジオに入っていた分、結束が強まりました。
●そうなんですね。レコーディングは順調でしたか?
広:クリックなしで今回は。
●え!?クリックなしの録りってことですか?
広:そうですね。今回はそういうことで行こうと。クリックがあるとそれだけで制約されるから…
●でも後々のアレンジの時大変なんじゃないですか?
広:初日は(笑)。後々聴くとテンポ早いなっていう時があったけど、だんだん慣れてくるし。本当に使わなくてよかったです。歌入れの時もなしで。せーので録っていって。
●(クリックがあるのと)ないのとは全然違うものなんじゃないですかね。
広:全然違いますね。CDとして絶対飽きないと思います。いろんなレコーディングの仕方、アレンジのやり方があると思うし。今回はこのメンバーで出来ることをしようっていうところで。本来はクリック聴いて演奏をするなんてしないでしょう?
●確かにそうですよね。では、中身についてお聞きします。テーマ等はありますか?
広:好き勝手に作りたいものを作ろうっていうのがあって。自分の今までのルーツを見つめ直す、みたいな。積み上げてきたものをバラして、もう一回土台をしっかり積んでみようっていう。そういう気持ちで曲も作ってバンドもイメージして。なので…凄くゆるぎないものになっているって思いますね。ブルースとかソウル、フォークあたりの要素が如実に出ているアルバムです。今まではもっとポップな感じもあったと思うし。
●タイトルは決まっているのでしょうか。
広:「雷鳴」です。同じタイトルの曲も入ってるんですけど。人の心に雷が落ちる瞬間、その中には嬉しい、悲しい、寂しい、いろんな雷があって。そういうのを描きたいなって。
●なるほど。広沢さんはもう丸9年活動をされていますよね。変動していく音楽シーンについて感じることはありますか?
広:より自分の音楽をせなアカンなって思いますね。他に寄り添ったり、レコード会社が考える戦略もあったり。いろんな所でいろんな事を聞くし、見たりもするけど。でも自分の個性を出さないと生き残っていかないと思うし、ライブも出来ないと駄目だと思うし。そこが強固になるっていうことくらいかな。
●広沢さんの中で、ミュージシャンとして今でも変わらないことはありますか?
広:20歳くらいの頃作曲をし始めた時に、いつか自分でも名盤を作りたいなって思って。その時点では漠然としてますけど(笑)。もう何十年後も聴ける、聴き継がれるものっていうのを。何かの節目節目で思い出すようにはしていて。まあ…なかなか難しい時もあったりするんですけどね。だけど今回はそれを確認しながら作っていけたし。飽きない、廃れない、そういうものを作っていたいという思いはあります。
●そうなんですね。ところで、広沢さんのイメージとして東京と大阪の二つの拠点が浮かぶんですが、それぞれの思いというのはありますか?
広:基本は一緒ですね。まあ大阪は生まれ育ったっていう特別な場所なんで。そういう意味では帰って来たっていう感覚がありますね。東京は今住んでいるので。もうデビューからお世話になってる場所やし。でも本当はもっといろんな所でライブしたいんですけどね。夏くらいに行けたらと思います。※
●お客さんはどうですかね?反応等違うものなんでしょうか。
広:うーん、若干。人種がちゃいますもんね(笑)。大阪の人は話しかけてくるでしょすぐ(笑)。客席との距離があってもあまり距離感を感じないし、会話ができてる感じがします。だからと言って東京がそうじゃないわけじゃなくて、凄く深く聴いてくれてる人も沢山いるし。だから基本的には同じですかね。ただ吉本を見て育って来たかっていうだけですかね(笑)。
●(笑)。では広沢さんが音楽以外に注目しているカルチャーはありますか?
広:野球するのが好きですね。あとは文章を書くのが好きです。ホームページでもエッセイ書いてますし。ライターとかもやりたいくらいで。
●歌詞が出来上がるのも早いんですか?
広:歌詞、すぐできますね。できるっていっても手直しとかはしますけど。
●曲から作るミュージシャンが圧倒的に多いと思うんですが、広沢さんは詞先だったり?
広:僕はどっちかというと歌詞が先ですね。それも「どうしてクリックすんねん」っていうのと同じくらい思うことで。音だけを楽しむ、そこから景色を浮かべるっていう音楽だったら別にいいんですけど、何か日本語で言おうとしてるのに、言葉のリズムとか抑揚を無視するのは、順番が逆だなって。僕の音楽は、声とか演奏、アレンジももちろんこだわりますけど、やっぱり最後には言葉が残ってほしいなって思うから。だから最初に何らかの言葉がないと曲のイメージも湧かないし、いいメロディーなのか判断できないっていうのはあります。ただ曲提供とかの場合は曲だけ下さいっていう時もあるからそういう時は切り替えてますけどね。
●広沢さんは締め切り守れそうですね(笑)
広:守ります!前のめりくらいで出します(笑)。
●そうなんですか(笑)。それでは最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
広:この夏はリリースにツアーにと、10周年を盛り上げていきます。ぜひライブで会いましょう!
※ツアーが決定しました!
TADASHI HIROSAWA LIVE TOUR 2010「雷鳴~When the world has change」
2010年8月12日(木) 横浜 THUMBS UP OPEN 18:00/START 19:00
2010年8月14日(土) 横浜 THUMBS UP OPEN 17:00/START 18:00
2010年8月15日(日) 横浜 THUMBS UP OPEN 16:00/START 17:00
2010年8月19日(木) 金沢 もっきりや OPEN 18:30/START 19:00
2010年8月21日(土) 名古屋 TOKUZO OPEN 17:30/START 18:30
2010年8月22日(日) 広島 LIVE Café JIVE OPEN 17:00/START 18:00
2010年8月24日(火) 松山 Studio OWL OPEN 18:30/START 19:00
2010年8月25日(水) 福岡 照和 OPEN 18:30/START 19:00
2010年8月27日(金) 京都 磔磔 OPEN 18:30/START 19:00
2010年8月28日(土) 大阪 umeda AKASO OPEN 17:30/START 18:00
※ 詳細は随時発表となります。公式ホームページにてご確認ください。
http://www.hirosawatadashi.com/










