今年の夏はというと、artyard studioでは柿川健太展、そして若手作家によるジャケットサイズ展のシリーズ『Square Pack』をはじめ、そこからつづいて秋におこなわれるaccoの個展など、注目すべき作家の展覧会も増えて来ている。先日、心斎橋アップルストアでのライブ前にartyard studioでライブをおこなったgolfもそうだが、東京からさまざまなアーティストが難波artyard studioに出入りするようになっているのだが、Art Yard自体、東京と大阪の両方ともをベースにしているので当然の流れではあるが、全国的に活動をおこなっているアーティストとは東京でも顔を合わせることが多い。特に下北沢GARAGEや渋谷O-nest周辺のアーティストとは昔から縁深くもある。特に非常に長いお付き合いのGARAGEの出口氏とO-nestの岸本氏にはイベントや雑誌における僕の感覚を尊重していただいたり、大変感謝をしている。
柿川健太展@artyard studio
そんなわけで、読者とリスナーの皆さんにも感謝を込めて、今、iPad版で読める『Art Yard Chronicle』の企画・制作に取りかかろうとしている。現在までのArt Yard informerの主要コンテンツに加え、新たなコンテンツも収録し、デザインも刷新された自前電子書籍(PDF)になる予定だ。もちろんフリーである。EPUBでも作れるが、なんとなくPDFがいいのでPDFにする。
ところで最近、電子書籍化の営業電話とメールがかなり多いのだが、バッサリ断るのもアレなので、仕様だけ突っ込んで聞いてみたんですが、電話してきた営業の女の子はどうやらEPUBとPDFの違いもわかっておらぬご様子・・・あげく『EPUB?う・・ちょっと待って下さい』となにやらゴニョゴニョ・・。特に安定した動作保証のない新興アプリや、自社アプリでしか見れない形式での配信なんてするわけなーい!内容があればPDFやJPEGでいいよ。見れればアプリはなんでもいいよ。そういえば以前、記事を買いませんか?という趣旨の営業メールが来たのだが、主要取引先の名に某有名ロック雑誌の名が。ある洋楽の重鎮バンドのサンプル記事が数行だけ記されておったのだが、後日、書店を訪れると某有名ロック雑誌の表紙がどどんと件のサンプルの彼らだったので地味にオモシロかった。
電子書籍時代の幕開けと言われるが、内容が問われる時代の幕開けでもある。ありきたりなコンテンツではユーザーの目には魅力的には映らないだろう。クリエイションの楽しみの原点は、驚きや刺激である。そういった刺激の中で、Art Yardもさらなる進化を遂げたいと考えているのであった。かき氷がたべたい。おしまい
編集長










