SALOTEZUMO
ゲストとして急遽参加してくれたSALOTEZUMO。過去にSHIFTや本誌アートヤードでも語ってくれた彼が今回用意してくれた作品は、二点ひと続きになっているこちら。線と面が織りなすSALOTEZUMO流はそのままに、今回のイベントに合わせて粋に描き上げてくれた。
FUSHIMI natsuko
拡大縮小の使い方で独特のコラージュ感が光るFUSHIMI natsuko。モチーフそれぞれが違和感なく合わさり、幻想的な雰囲気を創り出している。当日は自身も好きだという、Art Yard誌ともなじみ深いレーベル、abcdefg recordsの話題でも盛り上がった。
KASANE
KASANEの作品は力強いタッチとは裏腹に、繊細な色使いで我々を楽しませてくれた。Reconに登場してくれたバンド、PAPAPAのVoがノーメイクでイベントに遊びに来ていたのだが、彼は淡い色合いが織りなすこれらの作品の奥行きと、線の力強さに魅了されていた。
KAZY
大阪で行っている展示企画『Square Pack』にも数多くの作品を展示してくれるKAZY。当日は大阪から下北沢へやって来て参加してくれました。今回展示してくれたこれらは、彼の作品の中では比較的ソフトな印象で、彼の新しい一面に触れることが出来ました。
Tsutomu Hirakawa
印象的にキャラクターを浮かび上がらせているTsutomu Hirakawaの作品。調和と構成の美学を感じる。一見、静的な印象のこの作品も、広がりを見せるレイアウトによって巧みに躍動感を伝えている。静と動が同時に存在していることで、見るものの心を動かすのだ。
マリ恵(マリエ)
版画手法として目立っていたマリ恵(マリエ)の作品は、描いたモチーフに大きくアートボードを与えることで会場でも十分な存在感を示していた。アップの2色作品は特に色のチョイスが問われるだけに、ジャパン・コミック的に見せる彼女独特のセンスが光っており、その大胆さが印象に残った。
町山耕太郎
独特な線使いで鋭く描いている町山耕太郎の作品。後ろ姿に暖かみを感じるのは彼の描くシャープな印象のラインとは裏腹で、その意外なコントラストが楽しい。線をディフォルメすることは、そのセンスを持ち合わせていない場合非常に勇気がいるが、それをさらりと描きながらもどこかフックがある表現で、記憶に残る作品を楽しませてくれる。

香織
良い意味で日本的な香織の作品。カラーの作品は色鮮やかながらも「奇麗」であることの感覚を軽々と壊しているところに魅力を感じる。コントラストの感覚からか、どこかダークで不思議な風合いがあるのも印象的だ。枠に囚われない自由さを感じることができた。
ヨシカワ サネハル
顔面に大胆に花をあしらったヨシカワ サネハルの作品。本来、立体的であるはずの部分に散りばめられた2Dの模様は、妙に生々しい質感を放っている。女性的なイメージと男性的なそれとが入れ替わったこれら対の作品は、同じ手法であるにもかかわらず、それぞれ違った個性を持っている。
mi-co
まさに雑貨や下北沢にマッチしたmi-coの作品。女性に特に受けが良かったが、少々残酷なモチーフに思わずニヤリとしてしまう。当然だが、一目見ればmi-coのものであると分かるキャラクターに、表情を自由に与えていることが伺える。そういったことは単なる技術ではなく、独特のセンスが与えてくれるテクニックなのだ。
スーパーラツオスペシャル
かなりインパクトのあるこの作品、キャラクタやトーン的なアプローチも力強く、なんでも在りな雰囲気だが、その中にも何気なく入れられている「下北沢」の三文字ディフォルメが強く焼きついた。どことなく一番街の商店街入り口ゲートに見えなくもない。こういったさりげない演出は非常に好印象だった。
ina(イナ)
米国製カートゥーンを連想させるina(イナ)の作品がこちら。ストライプや水玉と同時にモチーフのリフレイン感を作中に上手く利用している。ストライプという難しい柄をみごとにキャラクターに取り入れており、広く受け入れられるであろう作風の中にも、作者のこだわりを十分に感じる事が出来た。
よしえ
個人的にもっとも心暖まった、よしえの二作品。特に五線譜になっており、天体と雲が愉快なインターフェースを作り上げている作品は評価が高かった。こういったワクワク感のある、暖かいアイデアが盛り込まれた作風を好むミュージシャンは多い。次作に更なるアイデアを期待してしまう、そんな作品でした。
dome.
dome.の作品は、思い切ったヴィヴィッドなカラーで、どことなく80'sな雰囲気が印象的だった。ピンクのインレイや、アウトラインの意外性のあるカラー・チョイス、大胆な指板やストリングスの色など、枠にとらわれない自由な色彩感覚がとても好印象の作品である。
mame
動物の置かれている状況がどこかおかしさを醸し出すmameの作品は、どことなくタロットカードの絵柄を連想させる。ところどころに顔を見せる文字の質感が、擬人化された動物たちのワンシーンと相まって、見るものにカード的不可思議さを思い起こさせるのだ。
TORII DAISUKE
こちらもカートゥーンの影響を色濃く感じさせる、TORII DAISUKEの作品。SD化されたキャラクターたちは細かいところを見ているだけでも楽しませてくれ、各キャラそれぞれに施された細やかなアクセサリやアイテムは箱庭的な雰囲気と遊び感覚に溢れたポップさを我々に提供してくれている。
Moto Nakai
風刺画や騙し絵のタッチを強く連想させるMoto Nakaiの作品。塗りが少なく明るい印象ながらも、舞台に見立てた町並みの持つこの細やかなラインで描かれた世界からは、独特のアイロニー的な雰囲気が心地よく感じられた。

maa
フライングV、SG、ファイヤーバードなど、ロックな竿ものばかりが良いチョイスのmaaの二作品。カラフルでカオスに満ちたモチーフたちの中に、『なぜこれが!?』というモノが多く入っているのにお気づきだろうか?一見おもちゃ箱的であって、おもちゃ箱には絶対入っていない!なモチーフ選択が素敵な作品。
MoMa KoN
今回、残念ながらフランスからの応募であったため、当日はいらっしゃれなかったMoMa KoNさん。特にカラフルな作品は壮絶なインパクトを残してくれた。原色を多用しながらも、どことなく宗教画的な雰囲気が強烈であり新鮮。










