●よろしくおねがいします。まず、今回イベントに出演されたお二人が活動するようになったきっかけを教えていただけますか?
祐樹二十五は基本的には僕(人間)と、二十五(カエル)の二人組み宅録ユニットなので、最初の頃はレコーディングばっかりしていました。だからライブ活動はまったく想定していなくて。でもまあ、ぼちぼちライブもしてみるかってことになって、そこでサポートメンバーにスカウトしたのが、今回も出演してくれたDJ悦子さんです。ただ、肩書きはDJのくせに一切機材には触れないんですが…。実はさらにもう一人、ミス・ブロッコリーさんというバックダンサーもいるんです。ブロッコリーさんは今、勤め先の会社が倒産寸前らしくて、今回のイベントには出られず残念がっていました。
●ともかく衝撃的だったのは、かなり奇抜な歌詞のラップと、まったく演奏しないパフォーマーからも目が離せなかった点です。パフォーミングでずば抜けていると感じましたが、ああいうスタイルにしようとしたきっかけは何でしょうか?
やりたいことをやりたいようにやってみたら、こうなりましたね。僕だって昔は、それこそミスチルみたいに爽やかなバンドをやりたかったんですよ!だけど「ああ、自分はミスチルにはなれないんだな」と気付いたことが、そもそものきっかけかもしれません(笑)歌詞にしても、「歌いたいことだけを歌う」っていうスタンスで作っています。僕、毎日ブログを書いてるんですけど、いつも本音の一歩手前までしか書かないんですよ。一番言いたい部分は歌詞にするために残しておくんです。
●作曲や、毎回のライブを作り上げる過程を教えていただけますか?ある種の舞台的な要素にかなり魅力を感じたのですが、私の聴き方は間違っていないでしょうか?(笑)
いやいや、そこまで感じ取っていただければ光栄です(笑)元々、僕らは芝居やコントをやっていたので、どうしても舞台的な要素が多くなるんだと思います。ライブの構成やセットリストは僕一人で考えて、サポートメンバーとは本番当日に打ち合わせするだけです。長い付き合いのメンバーなので、僕のやりたいことをすぐに理解してくれるから、あとはほとんど任せていますね。自分のライブの映像はほとんど観ないので、僕自身、他のメンバーが本番中にどんな動きをしているのか知らなかったりします。
●なるほど。祐樹二十五が影響をうけたアーティストを教えてくれますか?また、最近注目しているアーティストや、インスピレーションをうけたものはありますか?
個人的に影響を受けたってのは色々とあるんですけど、祐樹二十五が何より影響を受けているのは寅さんですね。映画の「男はつらいよ」です。旅をして、恋をして、涙をグッとこらえて、バカなことばっかり言ってる寅さんみたいになりたいんですよ。
そういえば寅さんの喋りもラップみたいでしょ?あと注目しているというか、僕が勝手にシンパシーを感じているのはLantern Paradeですね。すごく淡々としたボーカルなんですけど、彼の放つ言葉の力は凄まじいですよ。
●ところで、祐樹二十五がコラボレーションしてみたい人や、他の分野でコラボしてみたいカルチャーはありますか?
コラボレーションというか、女性アイドルに曲を提供してみたいですね。祐樹二十五の曲を女性が歌ってみたらどうなるのかなと興味があって。可愛い女の子が、チープな打ち込みにのせて、ヘロヘロのラップで、ギリギリの歌詞を叫んでる光景を想像したら、
是非とも実現したくなってきました!
●では今までのライブパフォーマンスで、最も印象に残っているエピソードなどを教えていただけますか?なんだかいろいろありそうですが。
去年、天満音楽祭っていうイベントに出演させてもらったんですけど、ライブハウスとかカフェとか街中にたくさんのステージがある中で、祐樹二十五が振り分けられたのは廃校になった小学校のグラウンドだったんです。しかも他の出演者はキッズダンスチームとか、ゴスペルのママさんグループとか…。お客さんも子供らの保護者とか近所のおっちゃんおばちゃんばっかりで、こんな所に僕らが出てライブしても大丈夫かなあって心配してたんです。でもせっかく小学校のグラウンドでライブができるんやし、急遽セットリストを入れ替えて、ライブを始める前にラジオ体操してみたんです。
そしたらお客さんも他の出演者さんも立ち上がって、みんなで一緒に体操してくれて。めっちゃピースフルな光景で感動しましたよ。
●今後の祐樹二十五の予定や行いたい事などがありましたらお聞かせください。
今年は夏から年末にかけて、いくつかの曲をiTunes Storeで連続リリースする予定です。これからも祐樹二十五は、ただひたすら曲を作って、録音して、リリースする。その繰り返しをずっと続けていけたらと思います。商店街の古いお店でいつまでも暖簾を守っているガンコ親父みたいな存在でいられたらな、と。いつかは円広志さんに「隣の人間国宝さん」のステッカーを貰いたいですね(笑)
●では、Art Yard informerの読者にメッセージをお願いします。
音源で、ネット上で、ライブ会場で、そこら辺の居酒屋で、どんな形であれ、いつかどこかでお会いできる日を楽しみにしています。
>>祐樹二十五 Myspace Music http://www.myspace.com/youki25
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