OLDE WORLDE / 『The Blue Musk-Oxen』


●まず始めに、OLDE WORLDEとして活動をしはじめるまでの、あなたのバイオを詳しく教えていただきたいのですが、元々はどのようにして音楽の世界に足を踏み入れましたか?

10歳の時に姉の影響で近所のピアノ教室に通い始めました。それから15歳でアコースティックギター、17歳でエレクトリックギターを始めて、兄の影響でクラシックだけではなくロックやポップス、様々な音楽に興味を持ちました。高校生の頃から路上ライブをするようになりその後いくつかバンドも経験して、アコースティックとバンドサウンドを併用するOLDE WORLDEのスタイルになっていきました。

●3枚目となるアルバム『The Blue Musk-Oxen』についてお伺いします。個人的にM5『A Girl Across The Country』とM9『Realize Poppies』で太めの音色が飛び出してきたり、サウンド的にもバリエーション豊かなアレンジが楽しめる優れたアルバムだと感じましたが、制作にあたって特に重要視した点などありましたら教えてください。

プロデューサーのBrad Woodさんはとても気さくでよく笑う人でした。出会ったときから相性も抜群に良いと感じていて、アレンジはプ リプロの段階から二人で一緒に考え、レコーディングはロサンゼルスの彼の自宅スタジオで終止リラックスして行われ、窓から差し込む木漏れ日があまりにも心地良く、時々うとうとしてしまいました。アルバムはお互いのアイデアがふんだんに生かされていますが、どの楽曲もボーカルを引き立てるシンプルなアレンジ を意識していました。役割分担もはっきりしていて、僕は歌に集中することでシンガー、そしてソングライターとしての自分を鮮明に描くことが出来ました。

●録音時にレコーディング時はどのような機材を使用して録音していますか?アコースティックギターを多く使われているとは思いますが、 先述の『Realize Poppies』などでも後ろ側でシンセサイザー的なうねりやグリッチ風
な音なども聴くことが出来ましたが、お気に入りの楽器や機材などありましたら教えていただけますか?

機材についてはBradさんにお任せしていました。お気に入りの楽器はM6 Lemon Lakeで使われたオートハープ、それからM1『Wishing  You Well』とM7 『Beating』でThe PoguesのJames Fearnleyさんが汗だくで弾いてくれたアコーディオンです。デモ作りでは、MoogのLittle phattyを好んでよく使っています。

●OLDE WORLDEの作品の中で聴く事の出来る、ロック的なアプローチは、音楽的にはどのようなものから影響を受けていますか?90年代の音楽からの影響もあるように感じますが、フェイバリットがありましたらお聞かせください。

年代は特に意識せず、好きな音楽は年を重ねるごとに増えています。アルバム制作中、ソロアーティストではRon Sexsmith, Cat Power, Liz Lawrence, Lucy Rose, バンドだと、The National, Bombay Bicycle Club,をよく聴いていました。 最近は、暖かい豆乳を飲みながらKings Of Convenienceをかけると清々しく一日を始められます。

●現在公開/先行配信されているMV「Your Bird」は楽曲にマッチした印象的な映像作品だと思うのですが、あれはどなたがどこで撮影されたものですか?撮影時のエピソードなどがありましたら詳しく教えていただけますか?

監督はThree is A Magic Number Inc.の北山大介さん、カメラマンは笹原清明さんが千葉の九十九里浜で撮影してくれています。朝はとても早く海岸で日の出を背に歌うシーンでは潮風が冷たくて、冷たくて。MVでは軽やかに演奏しているように見えますが、実際は指が霜焼けになりギターの弦に軽く触れているのが精一杯でした。

●今回の素敵なジャケットアートワークについてもお聞きしたいのですが、手がけているのはどなたでしょうか?

絵は僕が描き、デザインはデザイナーの大津祐子さんと一緒に考えました。絵本の表紙のようなジャケットを作りたいと思い、水彩色鉛筆と水彩絵の具を使いました。ブックレットの絵たちはアルバムの楽曲とリンクするような優しい色味にし、タイトルのThe Blue Musk-Oxenにつながるストーリー性も持っています。

●伝える側としては、現在の日本の音楽シーンは良い意味でこだわりや、バックボーンの見え隠れする様が楽しめる、優れたソロアーティストやユニットなども徐々に増えつつあるように感じるのですが、そういった中で国内の音楽シーンに感じること、考えている事があればお聞かせいただけますか?

これからは、世界中でたくさんのミュージシャンがそれぞれのユニークな音楽を自由に奏でられる時代になっていきます。僕はそんな風通しの良い世界を作っていきます。

●では、最後になりますがリスナーの皆様にメッセージをお願いいたします!

穏やかな喜びに満ちたアルバムです。多様な楽曲で構成されているので、天気や気分、場所に合わせて楽しんでみてください。

沼田壮平によるソロユニット、OLDE WORLDE(オールディ ワールディ)のサード・アルバム『The Blue Musk-Oxen』(ザ・ブルーマスクオクセン)が完成。シングル「Your Bird」やNTTドコモCMソングとして使用された話題曲「Thinking About You」を含む2年半振りのニュー・アルバム。プロデューサーにブラッド・ウッド(スマッシング・パンプキンズ、ピート・ヨーン、ベン・リー、サニー・デイ・リアル・エステイト、トータス、リズ・フェア他)を起用し、ロサンゼルスでレコーディング&ミックスを実施。ピート・ヨーンやザ・ポーグスのジェイムズ・ファーンリーも参加した傑作アルバムがついにリリース。

OLDE WORLDE

“The Blue Musk-Oxen”

1. Wishing You Well 2. Your Bird 3. Number City 4. Thinking About You

5. A Girl Across The Country 6. Lemon Lake 7. Beating 8. Stuck In Hibernation

9. Realize Poppies 10. No One’s Gonna Be 11. Good Boy 12. Be Alone

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